片頭痛の「治し方、前兆、天候との関係、お薬、食べ物」など

片頭痛とは

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(画像:ウィキペディア

片頭痛は、頭痛の一種で、脈に合わせてズキンズキンとした痛みが、頭の片側に限らず両側、あるいは後頭部にも発作的に出る頭痛のことです。日本人の約8%が片頭痛に悩まされているというデータもあり、男性よりも低血圧の女性に多く見られるのが特徴です(男性の4倍)。その理由は、片頭痛の発症原因に女性ホルモンが影響していると考えられているからです。

片頭痛は、偏頭痛とも表記しますが、医学的には「片頭痛」が用いられています。この片頭痛がさらにひどくと頭全体に痛みが広がり、吐き気や嘔吐を伴うこともあり、日常生活に支障を来すことも多いようです。ちなみに、片頭痛は英語で「Migraine」と書きます。「偏頭痛がします。」=「I have a migraine.」です。海外に行った時に役に立つかもしれませんので、覚えて損はないと思います。

片頭痛の原因

片頭痛を引き起こす原因の一つが脳内血管の拡張です。これは最近有力視されている「三叉神経血管説」で説明すると、脳のどこかにある「片頭痛発生器」がストレスなどの要因で作動すると、そこからの刺激が三叉神経に伝わり、痛みの原因物質「神経ペプチド」が出て、その刺激で血管が拡張すると、大脳に伝わって「痛み」と認識され、片頭痛が起こります。

もう一つの原因は、セロトニンです。このセロトニンが過剰に放出されることで頭痛が起こります。脳が何らかのストレスなどの刺激を受けると、血管を収縮させる作用を持つ、セロトニンが大量に放出され脳の血管が収縮します。その後、セロトニンが減っていくことで収縮していた血管が反動で広がりをはじめ、血流量が急激に増えてしまうため、片頭痛が起こります。

どちらにしても、脳の血管が拡張することで、神経が刺激され脳が「頭痛」と認識するのです。片頭痛とセロトニンは、切っても切れない関係なので覚えておいてください。

片頭痛の前兆は

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(画像:ウィキペディア

片頭痛の前兆には特徴的な症状があります。それは「閃輝暗点」というもので、目の前の視野の真ん中に、キラキラとした点が現れます。それは、太陽を直接見た後の残像のような形をしています。その後、その点が大きくなっていきドーナツ状になったり、のこぎりの刃のようなギザギザの光になっていきます。その後、視野を塞いでいくような暗点になり、やがて頭痛が始まります。

時間としては、5分から40分位で広がって次第に消えて行きます。この症状は目を閉じていても起こります。この閃輝暗点は深刻な病気ではなく、片頭痛の症状の一部として考えられています。その他の前兆としては、生あくび、イライラする、肩がこるなどの症状も出る人がいますが、これらは、ホルモンや睡眠、自律神経をコントロールしている脳の視床下部の症状として考えられています。

片頭痛と天候の関係は

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あるアンケート調査で、頭痛持ちの人の20~30%の人が天候が悪くなると頻繁に頭痛が起こると答えており、時々頭痛が起こると答えた人を含むと90%以上の人が悪天候になると頭痛が起こると答えています。つまり、片頭痛と天候には相関関係があるのですが、片頭痛を起こす要因は複雑で一つに絞ることはできません。

片頭痛と天候の関係についてお話しすると、天候が悪くなると気圧が低くなります。低気圧、つまり我々人間への圧も低くなるということで、脳の血管の圧力も低くなるため血管が拡張し神経を刺激します。そして、頭痛が起こるようになるのです。つまり、天候の変化が片頭痛を引き起こしているのです。

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片頭痛の直し方(治し方)

片頭痛の発症のメカニズムは、何らかの原因で脳内の血管が拡張して神経を刺激することで、脳が頭が痛いと認識をするというのならば、血管が拡張しないようにするか、血管が拡張したのを収縮させるかで、頭痛を治すことができるのです。お薬に頼る前に、日常生活の中で簡単にできる方法をお伝えします。

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一つ目は、頭を冷やすです。頭の痛い部分や首の後ろ側の血管が通っている部分、額などを冷えピタなどで冷やします。すると血管が収縮して痛みが軽減していきます。片頭痛の時のシャワーやお風呂は厳禁です。熱湯により血管が拡張してしまいますので、痛みを増幅させてしまいますので注意が必要です。

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二つ目は、カフェインを含む飲み物、コーヒーや緑茶、紅茶などを飲むです。カフェインには、血管を収縮させる作用がありますので、痛みが軽減します。痛みが起きた時に飲むのは頭痛を軽減するのに効果的ですが、過剰摂取(飲みすぎ)は、逆効果になりますので注意が必要です。そして日々の水分摂取も大切です。

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三つめは、暗いところで静かに休むです。静かな環境に変えることが大切で、明るかったり物音がしたりする環境では神経が過敏に反応して、頭痛も治りにくいです。なので、今いる場所から静かな場所に移動してゆったりとした姿勢で休みましょう。スマホやテレビは光の刺激があるので禁物です。

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四ツ目は、はちまきをするです。こめかみあたりで頭に鉢巻を巻くことで、血管を圧迫して血流を弱める効果があり、拡張している血管を収縮させる効果があります。はちまきを巻くのが恥ずかしいと思う人は、頭に巻くタイプの冷えピタがあります。また、こめかみを指で指圧するのも同じ効果が得られて、頭痛を軽減することができます。

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最後に、お薬です。最近は片頭痛の特効薬としてトリプタン剤が認知度も高くなりました。このお薬は、拡張した血管を収縮させる作用があり、片頭痛にはとても効果的なお薬ですが、頻繁に服用することで、薬物乱用頭痛になる恐れがありますので、お医者さんの処方通りに服用するようにしましょう。

おまけとして、ツボの指圧で片頭痛の痛みを和らげる方法がありますが、このツボ指圧については別項でお伝えします。

片頭痛に良い食べ物

片頭痛に良い食べ物の一つ目は、マグネシウムを多く含む食べ物です。マグネシウムは血管を弛緩させる栄養素で、バナナやアーモンド、豆類、海藻類、しらす、油揚げ、水煮の大豆、あさり、はまぐり、納豆、がんもどき、ココアなどに多く含まれています。この食物を食べることで片頭痛の諸症状である拡張した血管を収縮させることができます。

二つ目は、ビタミンB2を多く含む食べ物です。ビタミンB2は血圧を下げる効果がある栄養素で、ほうれん草やヨーグルト、牛乳、豚・牛・鶏のレバー・心臓(ハツ)、うなぎの蒲焼と肝、魚肉ソーセージ、納豆、卵黄、アーモンドなどに多く含まれています。また、ビタミンB2にはダイエット効果もあります。

三つめは、オメガ3脂肪酸を多く含む食べ物です。オメガ3脂肪酸は抗炎症作用がつよい栄養素で、片頭痛の諸症状でもある血管拡張による炎症に有効な栄養素で、サーモンやイワシなどの青魚、クルミ、しそ油、大豆などにに多く含まれています。炎症作用を押さえる効果がありますので、血管の炎症に効果的です。

片頭痛に悪い食べ物

片頭痛に悪い食べ物の一つ目は、ポリフェノールを多く含む食べ物です。ポリフェノールは血管を拡張する作用があり、片頭痛の症状で血管が拡張しているのをさらに拡張させてしまいます。赤ワイン、チョコレートなどには多くポリフェノールが含まれていますので、頭痛症状のある時は、厳禁です。

二つ目は、チラミンを多く含む食べ物です。チラミンには血管を収縮させる作用があるのですが、その効果が切れると一辺に血管が拡張してしまい、その反動で頭痛を引き起こすことがあります。チラミンは、チョコレート、赤ワイン、ビール、バナナ、チーズや燻製などに多く含まれています。

三つ目は、グルタミン酸ナトリウムを多く含む食べ物です。グルタミン酸ナトリウムは、主にうまみ調味料の成分ですが、この成分には血管を広げる作用があります。また、カップ麺やスナック菓子などにも多く含まれていますので、頭痛が起きた時などは、あまりお菓子などを食べないようにしましょう。

まとめ

片頭痛の原因は、完全には究明されていませんが、何らかの原因で脳内の血管が拡張することで起こる頭痛で、激しい痛みと嘔吐を伴うこともあり、日常生活に支障を来す頭痛です。

この片頭痛は、ホルモンの影響が大きく、女性は男性の4倍もの人が片頭痛を患っていますが、若年時にあった片頭痛が、ある年齢を境に起こらなくなる人もいますが、高齢期に入って再発するケースも多いようです。

普段の生活の中で、片頭痛に良いことを行うことで予防することができます。片頭痛に良い食べ物でも紹介しましたが、バナナや豆類、牛乳、青魚などを普段から食べることによって、片頭痛の予防になります。

反面、スナック菓子やインスタント麺に含まれるグルタミン酸ナトリウムは、片頭痛を悪化させてしまいますので、これも日常生活上で注意をすれば片頭痛を悪化させないという予防策としても効果があります。

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